【ハッピーバレー・復讐の町】キャストと全話まとめ※ネタバレ注意

久々に一気見するドラマに出会ったので、感動しております!「メア・オブ・イーストタウン」みたいな感じの、アラフィフ女性が主人公の刑事ドラマで、犯罪を暴く系です。

リアルで臨場感あふれるヒューマンドラマの中に、果敢にアクションを繰り広げるアラフィフ巡査部長。

ただただ「警察官って大変だな…」「子育てって大変だな…」と感じる中で、事件の真相に近づいていくキャサリンにくぎ付け。

蓮

一気見しちゃいました(笑)1シーズン6話だけっていうのも、一気見しやすいポイントですよね。

今回は「ハッピーバレー復讐の町」のシーズン1とシーズン2の簡単なあらすじとキャスト情報を紹介します。ネタバレしすぎないよう注意しますが、見たくない方はご遠慮くださいね。

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【ハッピーバレー・復讐の町】シーズン1・全話あらすじまとめ※ネタバレ注意

町のベテラン刑事のキャサリンは、日々市民のために身体を張って警察の仕事をこなします。

キャサリンには結婚した息子と、元アル中の妹と、離婚した夫と、死んだ娘と、娘の忘れ形見の孫息子がいます。

娘はレイプの末に妊娠し、心を病んで赤ん坊を産み落とした後に自殺…。残された赤ちゃんを育てるキャサリンを、家族は見放して離れていきます。

レイプ事件では証拠不十分で不起訴になり、他の暴行事件で刑務所にいた犯人は、刑期を終えて出所…。

娘の復讐に燃えるキャサリンは、愛して育てている孫息子の実の父である犯人に、果敢に対峙していくのでした。

そんなとき、同じ町のある会社の会計士が、昇給の希望が通らなかったことを苦に、社長の娘の誘拐を企てます。

出所したての、娘をレイプしたトミー・ロイスは誘拐犯の一味として社長令嬢をさらい、性懲りもなく性加害を繰り返します。

娘の復讐にロイスの家に押し入ったキャサリンは(警察官なのに不法侵入してる笑)、そこで偶然、新たな性暴行の痕跡を見つけます。

やがてキャサリンは、身近で起きている若い女性の誘拐事件とロイスを結びつけるようになり…。

ハッピーバレーの感想

何が怖いって、犯人のロイスが「息子がいるのか?!」と顔を輝かすところ…。え、こんな最低な奴でも血縁は嬉しいの?と引きました。

キャサリンの息子が、自殺した姉を嫌っていて、死後に親に大事にされなかったと引きずっているところもグッときました。弟に言わせると「姉は遊び人で好き勝手やってた。レイプじゃない」とのこと…。結局真相は闇の中だけど、自分の一部だった子どもが死んだあと、誕生日を祝う気になれないというキャサリンの気持ちは痛いほどわかります。

それにしても孫を愛せる忍耐力の強さに、ただ脱帽します。キャサリンを尊敬します。

【ハッピーバレー・復讐の町】シーズン2・全話あらすじまとめ※ネタバレ注意

シーズン1の数か月後、ロイスの母親が何者かにレイプされて殺されます。シーズン1でつかまって収監されたロイスは、獄中でその話を聞いて激高。

刑務所内でさえ、キャサリンが報復のために殺したのだといううわさが立ちます。母の葬式でキャサリンと顔を合わせたロイスは「絶対復讐してやる!」と叫びます。

蓮

そんなことできる立場じゃないのに…

そんな中、町では一人でいる女性が相次いで狙われる事件が多発します。被害者女性は膣にガラス瓶を入れられて損傷させられるという悲惨な状態に。ロイスの母親も被害者の一人でした。連続レイプ殺人犯は、捕まりません。

シーズン1でロイスの被害者だったアンも、捜査官として捜査に加わります。命の恩人であるキャサリンとは友情で結ばれています。

アンの直属の上司の警察官ジョンは、不倫相手に離婚を迫られて窮地に立たされ、感情的に相手を死に至らしめます。捜査中の連続レイプ事件に結びつけるため、ジョンは遺体を損傷させて遺棄します…。事件の真相を知らないアンはジョンとの距離を縮めて…。

シーズン2の感想

相変わらずのめりこみどの高い仕上がりで最高に面白いです!キャサリンの「怖いおばちゃん警官」ぶりも健在です。今回は冒頭からアンの依存症が再発するのでは?という懸念と、キャサリンの息子のダニエルが離婚の危機と言うところからスタートします。

要するに「キャサリン相変わらずリアルの生活重すぎ」状態が披露され、その後不倫警官が愛人ともめてるシーン。あっという間の殺人劇で、「今度もキャサリンが解決するだろう」という安心感と共に見れますが、気になるのはシーズン1の被害者アンが捜査に加わっていること。

公私ともに、娘のようにキャサリンを支えているアン。何も起こらなきゃいいけど…。死んだ娘ベッキーの替わりに、キャサリンを支え続けてほしいです。

ハッピーバレー・復讐の町・キャスト

キャサリン(サラ・ランカシャー)

  • 名前:サラ・ランカシャー
  • 生年月日:1964年10月10日
  • 役者情報:イギリスの役者で、数々のドラマや映画に出演。結婚して3人の子持ちでありながらも、現在もキャリアを積み上げている。作品にも自身でも多くの受賞歴がある、大物女優として鉄板の存在感を発揮してくれる。

主人公で警察官。巡査部長として堂々と市民を守るために、日々奔放しています。自殺した娘のベッキーの遺した8歳の子どもを育てながら、シングルマザーのような生活をしています。ベッキーは遺書に「レイプされた時の子どもである」ことと、「犯人はロイス」と書き残していますが、レイプの起訴はできずに、真相はわかりません。

元薬中の妹と同居しています。ベッキーの死後疎遠になった夫や息子には、会うたびにストレスをためますが、自分の心に負けないよう、孫に愛情を注げるよう努力します。

演じる役者がハマりすぎていて、最初は「え、このおばちゃんが主人公?」と思うのだけど、警察官として容赦のない捜査姿がかっこよすぎてすぐにドラマにのめりこめました。

チンピラも、政治家も、犯人も、追い詰めるときのおばちゃんの勢いはすごすぎて、いつの間にやら応援していました。

蓮

うちの町にもこんな巡査部長さんがほしい~。

ケビン(スティーブ・ペンバートン)

  • 名前:スティーヴ・ペンバートン
  • 生年月日:1967年9月1日
  • 役者情報:役者であり、脚本家であり、コメディアンでもある多方面の才能ある人物

ハッピーバレーの中で異色の存在感を放っていたケビンを演じるのは、ペンバートンさん。脚本家としても知られており、有名シリーズも手掛けています。オドオドした演技がハマりすぎていて、この人失くしてこのドラマは成立しません。

ケビンは昇給を申し出ますが断ってきた社長を逆恨みし、積年の恨みも込めてチンピラに「社長の娘を誘拐しろ」と持ち掛けます。ずっと社長の下っ端であることに引け目を感じている気の小ささなど、ものすごく上手に演じています。

誘拐計画を進めているさなかに、社長から「やっぱり昇給する、君には感謝している」と言われて、慌てて計画を中止しようとしますが…すでにチンピラたちは誘拐を進めていて、止まれなくなって焦る姿とか…演技の天才過ぎます。

ネビソン・ギャラガー(ジョージ・コスティガン)

  • 名前:ジョージ・コスティガン
  • 生年月日:1947年8月8日
  • 役者情報:イギリスの役者。1975年より俳優として活躍

コスティガンが演じるのは、娘を誘拐された父親です。100万ポンドという大金を要求されますが、娘のために警察に言わずに犯人と交渉を始めます。がんで余命宣告されている妻に気遣いながらも、信念に乗っ取って誘拐犯と取引します。

腹心と思い信用してきた部下に、実は裏切られているとは知らないところとか、奥さんを思いやっているところとか、娘の安全を願う所は善良に見えるのだけど、そもそも部下に恨みを買って誘拐を仕掛けられているところもあり、心底ではビジネスマンの利己的な人物であることをにおわせます。

蓮

と言う演技がものすごくうまいんです。

1975年から俳優として活躍しているだけあって「どうも、この人どこかの作品で見たことある…」という存在感を放っています。

キャサリンやケビンと同世代と思っていたのに、一人だけ20歳も年上だったとはww英国人の年齢は難しいですね。

クレア(シヴォーン・フィネラン)

  • 名前:シヴォーン・フィネラン(Siobhan Finneran)
  • 生年月日:1966年4月27日
  • 役者情報:女優で既婚。子どもが2人いる

主人公キャサリンの妹の案を演じるのはベテラン女優のフィネラン。忙しいキャサリンに変わり、キャサリンの孫のライアンの面倒を見てくれ、同居している。ドラマの中では過去に中毒歴があり、現在は薬が抜けてまともになっているが、シーズン2で再発の危機もある。

一見して思いやり深く優しい女性だが、活躍を続ける姉に引け目を感じており、日々人生を費やすこちに飽いている感がある。

出番はそれほど多くないのに、圧倒的存在感を放つキャサリンに全く負けていない存在感で、視聴者の興味をあっという間に引きつけます。

アン(チャーリー・マーフィー)

  • 名前:チャーリー・マーフィーCharlie Murphy
  • 生年月日:1988年4月19日
  • 役者情報:アイルランドの舞台役者。2009年より女優として活躍

誘拐にあう社長令嬢。運命によりキャサリンに奇跡的に助けられますが、誘拐中の性被害に苦しみます。命がけで自分を助けてくれたキャサリンや、警察官の仕事に使命を見出して、その後シーズン2では警察官として登場。

アンの「レイプされたけど悪いのは犯人。私は悪くない」と強く生き続ける姿が、同じロイスにレイプされて自殺した娘と違い、キャサリンを違った意味で勇気づけます。シーズン2では娘のようにキャサリンの側に寄り添い、アンよりも深い闇を抱えるキャサリンの公私ともに支えになります。

トミーリー・ロイス(ジェームズ・ノートン)

  • 名前:ジェームズ・ノートン(James Norton)
  • 生年月日:1985年7月18日
  • 役者情報:イギリスの俳優。2009年より役者活動を開始。

キャサリンの天敵として異才を放つロイス役に、ノートンが起用されました。狂気の犯罪者を見事に演じ抜きますが、実はイケメン俳優としてサラッとした役を多くこなしています。これを機に役者としての幅が広がるといいですね。

キャサリンの娘のベッキーと恋仲だったと主張して、息子のライアンとの接触を願いますが…結局自分の狂気に飲み込まれて息子を危機にさらします。親の資格なし。

シーズン2でも刑務所の中で虎視眈々とキャサリンへの復讐を目論む姿がリアルで不気味です。