13の理由のシーズン3の真犯人と、理由や状況をネタバレいたします!
見たくない人はここでストップですよ!
関係ないけど、クレイのパパ、イケメン過ぎない??
壮絶学園いじめドラマとして、全米で大ヒットしている13の理由は、Netfrixだけのオリジナルドラマ。
ドラッグ・レイプ・飲酒・暴力・支配…
現代高校生の抱える闇を赤裸々に浮き彫りにした問題作。
シーズン1では、いきなりある女生徒ハンナ・ベーカーが自殺したところからスタートします。
ハンナの死の理由は「13個」あり、1つの理由だけじゃない。
ハンナが生前残した「自殺をする13個の理由」を吹き込んだカセットテープから、物語が始まります。
13の理由・シーズン3の犯人(ブライスを殺した)のは?
シーズン3の1~2話で「ブライス失踪事件」。
3話あたりで「ブライスの遺体発見」…。
誰がブライスを殺したのか?
13の理由のシーズン3は謎さがしの展開です。
ブライスを直接死に至らしめたのは?
アレックスです。
埠頭で血まみれで足の骨が折れて怒鳴るブライスを、川に落とします。
川の中でおぼれて助けを呼ぶブライスを、上から見下ろします…。
アレックスはこの日、なぜこの場所にいたのか?
ブライスの死に関わった人①
クレイが「ブライス殺人容疑」で警察に捕まったと聞いて、「自分がブライスを殺した」と自首した人がいました。
それはザック。
「自分がブライスを殺した」と言い、試合の日の状況を語ります。
試合の前に、ザックに会いに来たクロエは、ブライスの元彼女。
ザックにキスして応援するクロエに、信じられない面持ちで近づくブライス…。
「クロエ、君が幸せそうでよかった」というものの、内心は「何でザックと?」と怒りでワナワナ。
しかもクロエから、
「あなたの子どもを妊娠したの。中絶したわ。ザックがずっと寄り添っていてくれたの。だから大丈夫よ」
と聞かされて更に動揺。
試合前に、ザックへの怒りがジワジワと沸き上がります。
自分の元彼女と上手くやり、しかも自分の子どもを中絶…。
対抗試合の途中で、ジェシカ達「レイプ被害者」のデモが突然始まり、試合会場になだれこみました。
「運動部の部室で何人もレイプされてる!彼らを許さない!」と怒りのデモで試合は中断。
相手校の選手がジェシカに「いい尻」とデモ中に抱きつくのをみて、リバティ高校の生徒も乱入。
試合会場は喧嘩騒動がおきて警察も出動のおおさわぎ。
その中で…ザックへの怒りに燃えるブライスは…
騒動の最中に背後からザックに近寄って、ザックのひざをめがけて渾身のアタック。
ザックのひざの骨は折れ、
アメフト選手の夢は閉ざされることに…。
夢を壊されたザックは、その日の夜、病院のあとにブライスの所へ。
埠頭に一人でいるブライスをぼこぼこに殴り倒し、ブライスの足を力任せに踏みつけて骨を折りかえします。
その後ザックはブライスを残して去り、
ザックが去った後にジェシカとアレックスが到着…。
2人が来たときにすでに、ブライスは満身創痍でした。
ブライスの死に関わった人②
アレックスが埠頭にきたのは、ジェシカに頼まれたからです。
ジェシカはブライスに呼ばれて埠頭に来ました。
ブライスはリバティ高校と伝統的なアメフトの試合に、相手校の選手として参加。
ブライスは試合会場でジェシカに「渡したいものがあるから、試合後に埠頭に来てくれ」と言います。
自分をおそった相手と夜中に密会するわけないじゃない!
と冷たく返すと、ブライスは「誰かと来てもかまわない。渡したいものがある」と。
ジェシカは、アレックスに頼んで一緒に埠頭に来てもらい、そこで「ブライスのカセットテープ」を受け取ります。
ブライスのカセットテープ…。
ジェシカの心にも、私たちの心にも、ハンナのカセットテープがよみがえりますよね。
シーズン3のラストに、仲間たちと一緒にジェシカはブライスのカセットを聞きます。
そこには、反省と謝罪と、
「それでも粉々に砕けたガラスの破片を集めると、
そこには確かに女の子の気持ちを考えずにレイプする自分もいるんだ。
いい人間になりたい。
昔の俺のような人間から、みんなを守るような人間になりたい」
と入っていました。
なんでブライスは殺された?
アレックスがブライスを川に落としたとき、わたしは一瞬「何でアレックスが?そこまで恨んでた?」と思っちゃいました。
シーズン2から数か月たってたからもう一度見直して…
アレックスがなんでブライスを川に落としたか?
を考えてみました。
アレックスはハンナのカセットテープで、死の原因の一端が自分にもあることを知り、頭を拳銃で打ち抜いて自殺。
その後一命をとりとめるも、想いを寄せるジェシカとも破局。
埠頭でボロボロのブライスを見て、一時は去ろうとしたけど…
ブライスから「友達だったろ?足が折れてるんだ!病院に連れてってくれ!」と声をかけられて振り返ります。
ブライスを支えて、それでも一度は助けようとしているように見えました。
が、ブライスはジェシカに向かって「お前が望んだんだろ!」と暴言を吐くのを聞き…
何かが心に浮かんで、目の色が変わります。
「君は友だちじゃない。君がすべての元凶だ」
そういって、ブライスを川に落とします。
ブライスがジェシカに怒鳴るのを聞いて、ブライスがジェシカとハンナにしたことがすべての元凶で、
その後の学園生活での自分や仲間の苦悩を引き起こしたのだ。
ブライスさえいなければ…。と思ったのかも。
骨が折れた痛みの中で、ジェシカに暴言を吐く姿は、
「全然反省していない。全然変わっていない」ブライスの本性だと感じたのかも。
ブライスに更生を望んでも無意味だ、自分が裁きを下さなければ。と思ったのかも。
13の理由はシーズン4まであるってことだけど、わたしはシーズン4でも苦悩し続けるアレックスの姿が想像できて…なんとか乗り越えてほしいと思います。
「犯罪者は殺していい」?の疑問に何度も戻るけど、
シーズン4できっと、犯罪者であっても更生の機会を与えるべきだった…。
とアレックスが苦悩する様子が目に浮かぶ。
アレックスと一緒に、真相を知ってしまったアレックスパパの苦悩も目に浮かぶTT
警察が「ブライス殺人犯」としたのは?
で、「クレイはどうなったの?」って思いますよね。
警察から「重要参考人」だの「殺人容疑で逮捕」だのされたクレイは無罪放免。
アニが「その時間、ずっとクレイとドライブしていた」と証言したからです。
試合の日に、ブライスがアニにキスするのを目撃したクレイは、試合の騒動の中ブライスに殴りかかるもからぶり。
その後怒りに任せてドライブしてたけど、実はずっとアニと一緒だったのね。
もぉ…
ママに心配かけてw
この、アニにキスしたブライスに殴りかかるも、すぐに見失う、ってとこが、クレイはどこまでもクレイって感じ。
でもそれでいいんだよ。
スマートに殴り返して「アニに手を出すな!」って決められなくていいんだよ。
アレックスを守ろうと、無実なのに逮捕されても友だちの名前は出さないところが、クレイの一番いいところ。
そしてブライス殺人犯とされたのは、結局モンゴメリーです。
「ん?」と思うよね。怪しさはぷんぷんしてたけど、モンゴメリーは実は、その時間ゲイの彼と一緒に過ごしていたので無実です。
けどモンゴメリーは、シーズン2でタイラーへの性的暴行をしているので、その件でタイラーに訴えられて収監。
刑務所内で殺されてしまいました。
そこへ自白にきたアニが、モンゴメリーが犯人だったのだと警察に証言。
アニの偽証の証言がきっかけとなり、死んだモンゴメリーに「殺人」の罪が付加されました…。
モンゴメリーのタイラーへの仕打ちは酷い!
と思ったけど、もっとひどいのはそのモンゴメリーが父親から拒絶されるシーンを映した製作者…。
収監後面会に来た父親に「ゲイなのか?」とつばをはかれ、暴言をはかれるモンゴメリー。
ありのままの自分を父親に拒絶される子ども…。
ブライスにしろ「悪党」として映さず「悪党の愛されずに育ってきた実態」を移すことで、「悪い奴いなくなってやった!」と思わせてくれないところですよね。
「考えろ!」と言われ続けているんです、視聴者は。
- 「悪党は死んでもいい」
- 「罪を犯した奴は殺してもいい」
ってわけじゃなく、その罪がどこからきているのか?
ほんとうに彼らは「極悪の人間」なのか、それともただの「人間」なのか。
ブライス死亡時刻のみんなのアリバイ
- トニー…メキシコ移住者の売人と会ってた?
- タイラー…あれ?どうしてたんだっけ?部屋で自撮り写真中だったかな?
- クレイ&アニ…一緒にドライブ
- ジェシカ…アレックスと埠頭に行ってブライスと会い、目の前でアレックスがブライスを殺すのを見ていた。
- アレックス…ジェシカの付き添いでブライスと会い、衝動的にブライスを川に突き落とした。
- ザック…試合会場でブライスに骨を折られ病院→レントゲンで選手生命がたたれたことを知る→埠頭にいきブライスをフルボッコ→傷ついたブライスを残して帰宅。
- ジャスティン…売人と会ってた。
- ハンナの母親…ハンナのお墓でお酒を飲んで酔っ払ってクレイに電話してメッセージ(ブライスを殺したい)を残していた。
ひとこと言わせていただければ…
高校生たち、夜中に出歩きすぎw
そしてトニーとジャスティン、別のあやしい理由で埠頭にいるのもまぎらわしいし。
トニーは家族のためだから、仕方ないね。
その後のみんなの成長
クレイ
感謝祭でアニを迎えに行くと…ブライスの母とばったり。
「彼の死を…お悔やみ申し上げます」
分かり合えない2人。
わかり合おうとしちゃいけないかのような空気がありながらも…。
その日、ブライスの祖父で、ブライスの母の父親は亡くなります。
クレイは、どこまでもクレイ。
ハンナの事を覚えていて、ハンナが好きになったクレイそのままで、仲間との絆を一番に大切にしている素晴らしい子です。
アニ
「うそをつかないで」と母親に何度も何度も言われていたけど、警察に行ってウソの証言をしたアニ。
その事をありのまま母に話し、「それが自分」なのだ、と伝えます。
そして感謝祭の日、母親に「彼氏よ!」とクレイを紹介。
みんなでモネでお祝いしているさなかに…モンゴメリーのゲイの彼がやってきて「警察でうその証言をしたな!モンゴメリーは俺といたんだ。彼は人間だった」と。
シーズン4でアニは、この罪を背負っていくことになるんでしょう。
トニー
強制送還されてしまった家族を恋しむトニー…
だけど…
そう、「強制送還された」と泣いてる時からずーっと思ってたけど…
あれがあるじゃない。
スカイプチャットが(笑)
めっちゃリアルタイムで毎日しゃべれるじゃない。
メキシコで幸せそうに暮らす家族と、動画チャットしながら、ゲイの彼氏と同棲で愛を育んでいまーす!
タイラー
今回一番の勇気と感動をもたらしてくれたのはタイラー。
シーズン2でモンゴメリーから酷い暴行を受けて以来、自暴自棄になり死を考えることも。
けど、クレイやジャスティンに勇気づけられ、シーズン3で立派に成長。
被害を受けたことをみんなの前で公表した時は、涙が出ました。
取り続けてきたみんなの写真を、シーズン3のラストでモネに展示します。
タイラーの取る友だちの写真は輝いており、タイラー自身も輝いていました。
ジャスティン
シーズン2でクレイによって薬物が抜けたと思ったけど、シーズン3で逆戻り。
けど、ラストでジャスティンも成長しました。
「俺はまだ薬から抜けていない。みんなの助けが必要だ」と。
養父母(クレイの両親)に伝えて、助けを求めたんです。
大きな大きな一歩ですね。
ジェシカ
強い!
ジェシカをここまで強くしているのは、ジェシカ自信のがんばりゆえ。
自分を知る努力をし、
運動部からの被害から弱者を守ろうと生徒会長になり、
注意喚起をする大規模デモを行い、
ブライスの殺害現場に立ち会い、
水に沈んでいくブライスを見て、
ブライスのテープを聞く。
この強さのまま、人生を切り拓いていってほしい。
アレックス
心配です…。
一番危うくて、一番読み取りづらい…。
シーズン4で成長する姿を期待します!
さいごに
13の理由には暴行シーンや薬物乱用シーンが繰り返し映し出されます。
見るのが辛い人は見なくていい。
見るときは、大切な人と一緒にみてほしいです。